実行委員長挨拶

創立150周年にあたって

笠岡市立笠岡小学校創立150周年記念事業実行委員会

委員長 枝木恭平

 1873年(明治6年3月)に創立された母校・笠岡小学校は、本年創立150周年を迎えます。この長い歴史と伝統は、歴代の教職員の諸先生方、行政、地域の多くの関係する皆様のご尽力によって築かれ、今日の素晴らしい小学校に発展致しました。
 そして、子供たちの元気と、保護者の皆様の愛情の繋がりが、地域と共に校風をつくって来ました。

 しかし、令和2年から現在まで3年間に渡るコロナ禍の中で、社会環境の全てが変わりました。子供たちを預かる先生たちのご苦労に感謝致します。

 このたび、創立150周年記念事業委員会の委員長という大役を仰せつかりました。光栄であると同時に、この長い歴史と伝統という重い責任を感じる次第でございます。

 1963年(昭和38年)卒業の同窓生として、卒業式は貫閲講堂で行われ、校歌・君が代・蛍の光・の歌が記憶にあります。この貫閲講堂は、旧(笠岡町男子校・女子国民学校)として昭和17年に佐藤貫一氏の寄贈により完成しましたが、令和元年より耐震基準を満たさないという理由で使用は中止されています。市民のシンボルとして存続を願うものです。

 昭和22年からの第一次ベビーブームから始まる人口増の社会が、平成になり急速な人口減少になりました。令和に入り小学校・中学校の一貫教育(つなぐ)が模索され、笠岡小学校と今井小学校の合併へと進みました。そして将来の生徒数の減により、笠岡市小中一貫教育推進計画では笠岡西中学校・笠岡小学校・大井小学校を施設分離型の笠岡西学園にする構想もあり、教育環境の急激な変化に地域社会の柔軟な対応が求められています。

 令和5年の4月に第1回創立150周年記念事業実行委員会を開催致しました。委員会では記念誌部会・記念事業部会・総務運営管理部会の3部会で構成し、高橋校長先生、長谷川PTA会長ほか各年代の委員で協議致しました。

 そして、創立150周年記念事業として、「ひとつのまとまり」をテーマに記念事業を令和5年12月20日に実施しました。それぞれの事業を通し、子どもたちや地域の方々をはじめとする沢山の人達と共に、笠岡小学校の150歳を祝い、新たな歴史を刻んでいきたいと願っています。

 是非ともこの記念事業にご賛同戴きまして、多くの皆様のご寄付をお願い申し上げます。

 

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